サンデル教授の白熱教室を楽しみに見ていました。自分もこういう教室で学びたかったなとハーバード大学の学生に嫉妬しながら。
サンデル教授の功績のひとつにアリストテレスの再評価というのがあるそうです。アリストテレス、名前だけは歴史でならったような。そのアリストテレスは目的論という哲学を表したそうです。
政治は何の為にあるのか?ゴルファーは何を目的にプレーするのか?
歯科医は何を目的に存在しているのか?歯科衛生士は?歯科助手は?
をつきつめて考えてみました。
目的論と言うと解りにくいから、日本人に馴染みのある言葉に直すと
「本分(ほんぶん)」
になると思います。
分を知れ、分を弁えろ、などと使われますね。
歯科医の本分は歯と口の病気を治すことです。お金を稼ぐ事でも患者さん
に気に入られる事でもありません。そこをはき違えてるんじゃないかと
思われる人達を時々見かけます。そうならないように、私も分を弁えて
(わきまえて)治療に邁進したいと思います。
皆さんも、なぜ生きるか何の為に生きるか迷った時に
目的論に立ち返ってみては如何でしょうか?