歯科の切削器具の滅菌消毒について

5月18日付けの読売新聞1面に歯を削る機器7割が使い回しという記事が出ました。切削器具の頭の部分は精巧なベアリングが使われており滅菌すると器具の消耗が激しいのでです。当院では滅菌まではできませんが滅菌に準じる殺菌器で消毒していますのでご安心下さい。

 

読売記事では器具表面の汚染のことしか書かれていませんが器具の表面だけでは無く器具の内面に吸い込まれた汚染物質も問題です。これはサックバックと呼ばれる吸い込み現象ですが、それも当院ではサックバックが無い診療台とサックバック対策として1分以上のから回し配水管内の消毒システムを採用しております。

さらに、3ウェイシリンジという水と風が出る器具も患者さん毎にディスポーザブル(使い捨て)しておりますし、頭を乗せる部分のカバーも患者さんごとに交換しております。当然紙エプロンも使い捨てしております。今後も更なる衛生安全の為の努力を継続していくつもりです。